
【ジャコウアゲハ -麝香揚羽- (Atrophaneura alcinous)】
遠目にもヒラヒラと、あまり羽ばたかずに優雅に舞う蝶がいるのが見られました。
色がほんのり茶色い色をしていたので、もしやと思いそーっと近付いてみると、案の定ジャコウアゲハの雌でした!
中々停まらずヒラヒラと舞っていたので、何とか滑空する姿を1枚だけ撮る事が出来ました。とても貴重な出会いです。
雄の成虫が腹の端から麝香のような匂いを発する事からジャコウアゲハと言う名前があります。このにおいの成分はフェニルアセトアルデヒドだそうです。
またジャコウアゲハの幼虫が食べるウマノスズクサ類は毒があり、その葉を食べ体内に毒を蓄積させます。この毒は成虫になっても体内に残るため、ジャコウアゲハを食べた捕食者は中毒をおこすのだそうです。
このため、ジャコウアゲハに擬態して身を守る他のアゲハチョウもいくつか存在しています。そのうちの一つがクロアゲハです。
【撮影:2014年9月17日】
内野志織のオーロラ写真館






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