
街中でも良く見かけるこの蝶は、アオスジアゲハです。
この青い翅は見る角度によってメタリックブルー(グリーン?)のようにひかり、とてもきれいです。
そもそもチョウとは「鱗翅目(りんしもく)」と言う単位に分類されており、これは翅に鱗粉がある種類と言う事です。
鱗粉とは,鱗のような粉があるという意味で、元々は毛が変化したものだそうです。
翅や体・足を覆っており、水を弾く特性があるので、雨に濡れてもすぐに飛び立つことができます。
なので鱗粉が落ちると、水が上手く弾けず、飛びにくくなります。
また、汚れも付きにくくなっています。
翅をいっぱいに広げて太陽を浴び、体温調節にも使うそうです。ですので、鱗粉の色が暗い蝶は、熱が伝わりやすく、他の蝶より早く活動できます。鱗粉の色が明るい蝶は、熱が伝わりにくいですが、暑い場所では、体温が上がりすぎずにすみます。
他にも翅を彩ったり、雄には雌を誘うための発香鱗などの役割があるそうです。
ということで、チョウの翅には鱗粉があるのですが,このアオスジアゲハの青い部分には鱗粉がないのだそうです。
お目々が真っ黒で、中々の美人!!あ、もしかすると雄かな?
レンゲの花蜜をしきりに吸っていました。
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